フルモデルチェンジとマイナーチェンジ
このサイトでは、10年以上フルモデルチェンジをしていない車種を紹介しています。
フルモデルチェンジじゃなくても、すべての車種がマイナーチェンジやビッグマイナーチェンジを繰り返して今に至ります。フルモデルとマイナーの違いなどを解説していきます。
フルモデルチェンジとは
エンジンからシャーシ、オートマチック、外装デザインに至るまで全てをモデルチェンジする場合にフルモデルチェンジといいます。 この場合、名前は一緒だけど全く違うクルマに生まれ変わるクルマもあったりします。最近では、オデッセイがスライドドア付きになってフルモデルチェンジした時に全く違うクルマに生まれ変わりました。
オデッセイのスライドドア搭載は、ミニバン=スライドドア搭載の流れ、同じくホンダのミニバン、エリシオンが生産終了になったタイミングと重なったので、旧型オデッセイとエリシオンを統合して、新型オデッセイとなりました。実際には、車名だけオデッセイで、エリシオンの後継車という見方。
少数ですが、モデルチェンジしても同じ車種を乗り続けるという人もいますので、そういった方には「全く違う車」になったタイミングで車種を変えるという事も。
つまり、車をイチから作り直すのがフルモデルチェンジとなります。
モデルチェンジすると大型化
排気量が大型化するという車種がありました。モデルチェンジすると、キープコンセプトなんですが排気量が大型化して、マツダ・ロードスターは、初代が1600ccでしたが、一時2000ccまで大きくなり、最新モデルで1600へ戻るというモデルチェンジもありました。日産フェアレディZなんかも、初代1600ccから、あれよあれよと大きくなって最新モデルでは3700cc
これは、フルモデルチェンジしても乗り続けてもらえるユーザの為にステップアップとして大型化&海外向けに大型化といった感じです。
マイナーチェンジとは
次にマイナーチェンジですが、これは発売から1年~3年経過したあたりで、流行りの装備を搭載した仕様変更や外装デザインの調整などがマイナーチェンジとなります。略して「マイチェン」。基本になるエンジンやシャーシの変更は無いので、あくまで同じ車として扱います。(基本的に型式は変わりません)メーカーとしては、販売のテコ入れしたい時もマイナーチェンジをするので、広告などには「新型○○」といった文字が踊ります。なので、一般ユーザからすると「○○は新型になったんだ」と話が出ますが、実はフルモデルチェンジした新型ではなくマイナーチェンジだったりします。新しもの好きは要注意。
ロングセラーカーの中には、何年もかけてマイチェンしてきたので、これ以上マイチェンする必要がなくなった車種もあります。その場合は放置プレイwww
また、メーカーによってタイミングやサイクルが違うので何年経過したら必ずマイナーチェンジするといった決まりはありません。
ビッグマイナーチェンジとは
マイナーチェンジの中でも注目したいのが、ビックマイナーチェンジです。ビッグマイナーと略されます。その名の通りで、フルモデルチェンジほどでは無いけど、大幅なデザインの変更や仕様変更がある場合をビッグマイナーチェンジといいます。(主に外装デザインが大きく変わります)
ビッグマイナーの前後を「前期モデル」「後期モデル」と分けて判別しますし、ロングセラーの車種の中には、前期、中期、後期と3分割されたり、1型、2型、3型、4型、5型と細かく分類されます。ビッグマイナーが分かるようになると「通」な感じがして、「車の事、知ってる」という扱いになります^^
まとめ
メーカーはフルモデルチェンジでもマイナーチェンジでも「新○○発売」と銘打って広告を出しますので、わかりにく所もあります。フルモデルチェンジのときは大々的に広告を打つので分かりやすいですが、マイチェンはわかりにくい場合も多いので、フルモデルチェンジと勘違いしないよう注意。(特に新しもの好きの人)